世界はときどき美しいイントロダクション

ryuQ

2007年09月04日 08:43


人間と生理的に近い質感の映像が8mmフィルムなのだとか。
こんなにザラついているのに、懐かしくてやさしい。

TVでさえ、すべてクリアな映像がアタリ前の現代に、
今時、映画を8mmで撮った劇場作品がある。
女流カメラマンが写し取るものは、道ばたの雑草でさえ
美しく輝かせた。

そして、言葉があった。

言葉と1枚写真のような映像とが織りなすのは、
ファンタジーではなく現実の日常を描写した
「世界はときどき美しい」という映画。

僕らに、この映画を取材する機会が巡ってきた。
きっと監督も“巡ってきた”と感じたはず。

沖縄映画ではないが、ハート(志)の部分で
共通するものを感じた。

御法川監督と女優の松田美由紀さんと会うなり、
インタビューというよりも、
「なぁ、同志よ。とことん語り合おうぜ」という雰囲気で
それは“ミーティング”のようなものだったかもしれない。

何かを確認しあうように

「メディアの存在している意味とは何か?」
「そもそも、人に伝えるってどういうことなのか?」

8mmで描写した意味とは?なんていう技術的なことよりも
なぜ、今このような作品を世に出そうとしたのか、
そこで何を訴えたかったのか、
いつも、パンフレットには載っていないような
向こう側を、ryuQではたずねてみたくなる。

1時間なんて、あっという間に過ぎていった。

居合わせた4名、それぞれが
“巡り合わせ”を感じたひとときとなった。

「世界はときどき美しい」の特集記事は近日掲載予定。

追伸;
僕はあの画をみて、はっとした。
ノラテッコウ通信のケンタさんの写真にも同じものを感じる。
本日のryuQでは、ケンタさんの壁紙写真のタイトルに
同名の題名をつけさせて頂いた。
http://ryuqspecial.ti-da.net/(どうぞご覧ください)

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