世界はときどき美しいイントロダクション
人間と生理的に近い質感の映像が8mmフィルムなのだとか。
こんなにザラついているのに、懐かしくてやさしい。
TVでさえ、すべてクリアな映像がアタリ前の現代に、
今時、映画を8mmで撮った劇場作品がある。
女流カメラマンが写し取るものは、道ばたの雑草でさえ
美しく輝かせた。
そして、言葉があった。
言葉と1枚写真のような映像とが織りなすのは、
ファンタジーではなく現実の日常を描写した
「世界はときどき美しい」という映画。
僕らに、この映画を取材する機会が巡ってきた。
きっと監督も“巡ってきた”と感じたはず。
沖縄映画ではないが、ハート(志)の部分で
共通するものを感じた。
御法川監督と女優の松田美由紀さんと会うなり、
インタビューというよりも、
「なぁ、同志よ。とことん語り合おうぜ」という雰囲気で
それは“ミーティング”のようなものだったかもしれない。
何かを確認しあうように
「メディアの存在している意味とは何か?」
「そもそも、人に伝えるってどういうことなのか?」
8mmで描写した意味とは?なんていう技術的なことよりも
なぜ、今このような作品を世に出そうとしたのか、
そこで何を訴えたかったのか、
いつも、パンフレットには載っていないような
向こう側を、ryuQではたずねてみたくなる。
1時間なんて、あっという間に過ぎていった。
居合わせた4名、それぞれが
“巡り合わせ”を感じたひとときとなった。
「世界はときどき美しい」の特集記事は近日掲載予定。
追伸;
僕はあの画をみて、はっとした。
ノラテッコウ通信のケンタさんの写真にも同じものを感じる。
本日のryuQでは、ケンタさんの壁紙写真のタイトルに
同名の題名をつけさせて頂いた。
http://ryuqspecial.ti-da.net/(どうぞご覧ください)
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